2005年11月生まれのミニピン・チャム(♀)とその周辺の出来事を書きます
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
おとといのスポーツ新聞に載っていました。
長くなりますが転載します。
空前のブームの陰で…
ペットビジネス悲惨すぎる実態
ペットオークションでは犬・猫も物扱い
ブリーダーが繁殖させたペットは、生後40日前後でペットオークションに持ち込まれる。こんな取引システムがあるのは日本ぐらいなものだが、そこでは犬も猫も物扱いだ。ペットオークションは全国で約20カ所あるという。
「犬や猫が小さな箱に入れられて、ベルトコンベヤーで流れてくるオークションもあるようです。それを集まった小売店がセリ落としていきます」((株)日本ペットショップ協会・作佐部和雄代表)
犬の年間販売数は65万匹。うち約7割がオークション経由というからざっと45万匹を超える。
「良質の子犬を売りたいと考えるブリーダーはオークションには出しません。大量飼育、大量卸しをやっているブリーダーがそこに集まってくるのです」(作佐部代表=前出)
ペットオークションにはいくつもの弊害がある。物のように扱う動物虐待もさることながら、問題なのは伝染病感染の危険が高いことだ。
「ペットショップが1匹ずつケージに入れて販売しているのは、感染予防の意味もあります。しかし、オークションでは何匹もの犬や猫が1カ所に集められるのですから、当然、病気は広がりやすい。犬は生後50日から60日あたりまでは親の免疫があるので、ワクチンは60日、90日で打つのが普通です。でも、念のためオークションに出す直前に打つこともある。業者はこれを”捨て打ち”と呼んでいますが、ワクチンの副作用でやられてしまう子犬も出てくる。それを知らされぬまま買わされる飼い主もいるわけです」(ペットショップオーナー)
日本だけの流通システム
ペットオークションは、ブリーダーにとっては大量に卸せ、小売店も人気犬種を一括して仕入れることができる。犬や猫に感染リスクがあっても、とにかく利益最優先なのだ。
では、オークションではいくらぐらいで取引されているのか。たとえば、人気のミニチュアダックスフントは小売価格が15万前後だが、オークションの落札価格は2万~3万円。店頭価格の1~2割というのが平均らしい。
「ずいぶん儲かるように見えますが、実はそれだけ売れ残ったり、売れる前に病気になって死んだりする犬や猫が多いということです。オークションで売れ残ったペットはどうなるか?ブリーダーが持ち帰り、繁殖犬として使われることが多いようですが、売れ残ったということは商品価値が低いということ。その子供も高くは売れない。淘汰する業者もいるでしょう」(オークションに参加しているペットショップ店長)
淘汰とは殺処分にするという意味だ。
(つづく)
夫が暇つぶしにたまたま買ったスポーツ紙に載っていました。
スポーツ新聞で動物問題を取り上げていたことにまず驚きました。
動物業界の「闇」の部分…以前よりそういうのはあるのだろうと想像はしていましたが、我が家に犬を迎えて以来その現実が嫌でも目に飛び込んで来て、胸が苦しい日々です。。。
知らなけりゃよかったと、正直思います。
でも、私も含め、また動物を飼っている、いない関係なく知らなければいけないことだと思います。
そういう意味で、動物を飼育していない人も大勢読むと思われる新聞にこのような連載がされたことはかなり画期的かと思います、まずは知ることから始まるのですから。
夫は、自分ちの犬はとても可愛がっていますが、こういう実態について無知で関心もほとんどありません。
私が、いわゆる「パピーミル」の批判をした時も
「でもそういう商売なんだから仕方ないじゃないか」
などと、的はずれの、何もわかっていない感想が返ってきました、期待はしていませんでしたがやはり失望しました。
(私の説明下手、表現力欠如もいけないのですが)
そんな夫も、この記事を読んでほんの少し「開眼」した様子です。
やはりメディアに(正しく)取り上げられることは効果有りです。
長くなりますが転載します。
空前のブームの陰で…
ペットビジネス悲惨すぎる実態
ペットオークションでは犬・猫も物扱い
ブリーダーが繁殖させたペットは、生後40日前後でペットオークションに持ち込まれる。こんな取引システムがあるのは日本ぐらいなものだが、そこでは犬も猫も物扱いだ。ペットオークションは全国で約20カ所あるという。
「犬や猫が小さな箱に入れられて、ベルトコンベヤーで流れてくるオークションもあるようです。それを集まった小売店がセリ落としていきます」((株)日本ペットショップ協会・作佐部和雄代表)
犬の年間販売数は65万匹。うち約7割がオークション経由というからざっと45万匹を超える。
「良質の子犬を売りたいと考えるブリーダーはオークションには出しません。大量飼育、大量卸しをやっているブリーダーがそこに集まってくるのです」(作佐部代表=前出)
ペットオークションにはいくつもの弊害がある。物のように扱う動物虐待もさることながら、問題なのは伝染病感染の危険が高いことだ。
「ペットショップが1匹ずつケージに入れて販売しているのは、感染予防の意味もあります。しかし、オークションでは何匹もの犬や猫が1カ所に集められるのですから、当然、病気は広がりやすい。犬は生後50日から60日あたりまでは親の免疫があるので、ワクチンは60日、90日で打つのが普通です。でも、念のためオークションに出す直前に打つこともある。業者はこれを”捨て打ち”と呼んでいますが、ワクチンの副作用でやられてしまう子犬も出てくる。それを知らされぬまま買わされる飼い主もいるわけです」(ペットショップオーナー)
日本だけの流通システム
ペットオークションは、ブリーダーにとっては大量に卸せ、小売店も人気犬種を一括して仕入れることができる。犬や猫に感染リスクがあっても、とにかく利益最優先なのだ。
では、オークションではいくらぐらいで取引されているのか。たとえば、人気のミニチュアダックスフントは小売価格が15万前後だが、オークションの落札価格は2万~3万円。店頭価格の1~2割というのが平均らしい。
「ずいぶん儲かるように見えますが、実はそれだけ売れ残ったり、売れる前に病気になって死んだりする犬や猫が多いということです。オークションで売れ残ったペットはどうなるか?ブリーダーが持ち帰り、繁殖犬として使われることが多いようですが、売れ残ったということは商品価値が低いということ。その子供も高くは売れない。淘汰する業者もいるでしょう」(オークションに参加しているペットショップ店長)
淘汰とは殺処分にするという意味だ。
(つづく)
夫が暇つぶしにたまたま買ったスポーツ紙に載っていました。
スポーツ新聞で動物問題を取り上げていたことにまず驚きました。
動物業界の「闇」の部分…以前よりそういうのはあるのだろうと想像はしていましたが、我が家に犬を迎えて以来その現実が嫌でも目に飛び込んで来て、胸が苦しい日々です。。。
知らなけりゃよかったと、正直思います。
でも、私も含め、また動物を飼っている、いない関係なく知らなければいけないことだと思います。
そういう意味で、動物を飼育していない人も大勢読むと思われる新聞にこのような連載がされたことはかなり画期的かと思います、まずは知ることから始まるのですから。
夫は、自分ちの犬はとても可愛がっていますが、こういう実態について無知で関心もほとんどありません。
私が、いわゆる「パピーミル」の批判をした時も
「でもそういう商売なんだから仕方ないじゃないか」
などと、的はずれの、何もわかっていない感想が返ってきました、期待はしていませんでしたがやはり失望しました。
(私の説明下手、表現力欠如もいけないのですが)
そんな夫も、この記事を読んでほんの少し「開眼」した様子です。
やはりメディアに(正しく)取り上げられることは効果有りです。
PR
この記事にコメントする
オリビアさん
長文、読んでくださってありがとうございます。
続き、次まで手元にあるのですが以降買ってきてくれなくって
続き、次まで手元にあるのですが以降買ってきてくれなくって
柚子さん
記事に「こういうのは日本くらい」と何度か書かれています。
つまり、これって欧米から見たらかなりおかしなことなのに、ずっとこの国に住んでいて、この「おかしさ」に対する感覚が麻痺してしまっていることに気がつきます。
この「気づき」が広まって欲しいと思います。
(とか言う他力本願ばかりな自分もイヤになります…)
つまり、これって欧米から見たらかなりおかしなことなのに、ずっとこの国に住んでいて、この「おかしさ」に対する感覚が麻痺してしまっていることに気がつきます。
この「気づき」が広まって欲しいと思います。
(とか言う他力本願ばかりな自分もイヤになります…)
rikoさん
そうですね、私も「住民登録制度」があればいいのに、と考えます。
ペット税、どうなんでしょうかね~?
私もあまり意味ないような気がしますが、ペットに対する対策がなされているということには評価したいと思うのですが。
ペット税、どうなんでしょうかね~?
私もあまり意味ないような気がしますが、ペットに対する対策がなされているということには評価したいと思うのですが。
業界側の人間として…
よく「ブリーダーで買ったから安心♪」なんていう人も居ますが、ブリーダーで買おうが、お金が発生する時点で信頼なんてものは殆ど持たないほうがいいと思います。
むしろ、その安心につけこんで、言葉巧みに自分の販売する犬をプッシュ出来るメリットがあるのがブリーダーですしね。
良質の血統の血統書なんて裏で3000円で取引できますし、私も「買わない?」って言われたことありましたから。
犬が好きなら、犬を人間の都合で繁殖してるブリーダーなんて商売はなくなって当然だと思ってます。
アテナが避妊手術をしてる話をすると、色んな人から「えーこんな頭数少ない犬種で血統も良いのに勿体無い!」って色んな人から言われます。
一般の人、業界の人、色んな人が言われました。
ブリーダーや生態販売がなくなっても、そんな考えを持った人間が居る時点で、あまり意味をなさないんだろうな…って思ってます。
ウチのお客で「ハァ?」と声に出したくなるような事を言ってくる何もわかってないお客さんも居ます。
そういう人たちに現実を教えてあげるのが、私の仕事かな…って思いながら毎日仕事してる次第です
むしろ、その安心につけこんで、言葉巧みに自分の販売する犬をプッシュ出来るメリットがあるのがブリーダーですしね。
良質の血統の血統書なんて裏で3000円で取引できますし、私も「買わない?」って言われたことありましたから。
犬が好きなら、犬を人間の都合で繁殖してるブリーダーなんて商売はなくなって当然だと思ってます。
アテナが避妊手術をしてる話をすると、色んな人から「えーこんな頭数少ない犬種で血統も良いのに勿体無い!」って色んな人から言われます。
一般の人、業界の人、色んな人が言われました。
ブリーダーや生態販売がなくなっても、そんな考えを持った人間が居る時点で、あまり意味をなさないんだろうな…って思ってます。
ウチのお客で「ハァ?」と声に出したくなるような事を言ってくる何もわかってないお客さんも居ます。
そういう人たちに現実を教えてあげるのが、私の仕事かな…って思いながら毎日仕事してる次第です
鈴玖さん
>よく「ブリーダーで買ったから安心♪」なんていう人も居ますが、ブリーダーで買おうが、お金が発生する時点で信頼なんてものは殆ど持たないほうがいいと思います。
一言でブリーダーって言っても内容には天と地ほどの差がありますよね。
血統書だってやっぱりそうなんですよね。
裏事情(現実)を知るとほんとアホらしい。
そういうことをみんな知るべき。
今の老年世代だと血統書=ステイタスだと思っている方が多いような気がします、以前そういうご老人にでくわしまして。
ご老人だし、幻想を壊すようなヤボはしませんでしたが。
アテナちゃんの避妊のときに言われたお言葉の数々…わかりますよ~。
(私でも言いかねないですが…汗)
でもアテナちゃんならまだしも、うちのワンコですら、通りすがりの中年男性に、ただ純血種というだけで、(避妊したことを話したら)「なんて勿体無い、子供売ればいいお金になるのに」みたいなこと言われて、いろんな意味で幻滅、失望を覚えました。
そういう人、案外多いみたいで・・・。
遺伝疾患がどうこうもあるけど、もっと基本的に、命あるものを売ってお金を手にしようとする、その発想自体が許せないんです。
教えてあげてもわからない人が大半だろうけど、わかる人もいるはずなので、鈴玖さんもどうか頑張って啓蒙してあげて欲しいな、って思います。
一言でブリーダーって言っても内容には天と地ほどの差がありますよね。
血統書だってやっぱりそうなんですよね。
裏事情(現実)を知るとほんとアホらしい。
そういうことをみんな知るべき。
今の老年世代だと血統書=ステイタスだと思っている方が多いような気がします、以前そういうご老人にでくわしまして。
ご老人だし、幻想を壊すようなヤボはしませんでしたが。
アテナちゃんの避妊のときに言われたお言葉の数々…わかりますよ~。
(私でも言いかねないですが…汗)
でもアテナちゃんならまだしも、うちのワンコですら、通りすがりの中年男性に、ただ純血種というだけで、(避妊したことを話したら)「なんて勿体無い、子供売ればいいお金になるのに」みたいなこと言われて、いろんな意味で幻滅、失望を覚えました。
そういう人、案外多いみたいで・・・。
遺伝疾患がどうこうもあるけど、もっと基本的に、命あるものを売ってお金を手にしようとする、その発想自体が許せないんです。
教えてあげてもわからない人が大半だろうけど、わかる人もいるはずなので、鈴玖さんもどうか頑張って啓蒙してあげて欲しいな、って思います。
無題
私はこの現実を知ってました。
正直、ペットショップでの生体販売を含めてやめて欲しいと思うし、私の実家はオーナーさんになろうとする方にいつもお留守番時間や家族環境やおうちの環境を確認してから販売をしてました。
そういうのって最低限必要なことだと思ってます。
イギリスだったと思いますが、シェルターは3時間の留守番時間でも譲って頂けないという話を聞いた事があります。
日本のペット達の今の状況、どうか少しでもよくなればといつも思います。
これだけ個人繁殖の多いのも日本位?なんて思いますし。
正直、ペットショップでの生体販売を含めてやめて欲しいと思うし、私の実家はオーナーさんになろうとする方にいつもお留守番時間や家族環境やおうちの環境を確認してから販売をしてました。
そういうのって最低限必要なことだと思ってます。
イギリスだったと思いますが、シェルターは3時間の留守番時間でも譲って頂けないという話を聞いた事があります。
日本のペット達の今の状況、どうか少しでもよくなればといつも思います。
これだけ個人繁殖の多いのも日本位?なんて思いますし。
ちあきさん
日本の「ブリーダー」のほとんどはただの繁殖屋と言われますが、この「繁殖屋」の意味を皆、知るべきだと思います、私は「繁殖屋」という言葉も実態もワンコ飼うまであまり知らなかったし、知ろうという気持ちもなかったです。
販売システムも私も店頭販売には反対です、そして「ブリーダー」も、ちあきさんのご実家のように、チェックにパスした家庭にのみ譲渡するようなブリーダーさんのみなるべきだと思います。
生産者、販売サイド、購買者、行政…それらみんな変わらないと変えられないことなので気が遠くなる話ですが、基本は人々の「意識と認識」かと。
そいういう意味から小中高校などでも是非この問題をとりあげて欲しいなと思います。
販売システムも私も店頭販売には反対です、そして「ブリーダー」も、ちあきさんのご実家のように、チェックにパスした家庭にのみ譲渡するようなブリーダーさんのみなるべきだと思います。
生産者、販売サイド、購買者、行政…それらみんな変わらないと変えられないことなので気が遠くなる話ですが、基本は人々の「意識と認識」かと。
そいういう意味から小中高校などでも是非この問題をとりあげて欲しいなと思います。
Junkoさん
先日、夕方のニュースの特集枠で保護活動されている外国人女性がとりあげられていました、20分くらいででした、結構長くて喜ばしいことでした。(内容は悲しいものですけどね・・・)
ほんと、もっともっとメディアに取り上げられて欲しいです。
ほんと、もっともっとメディアに取り上げられて欲しいです。
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
リンク
アニマルレスキュー・アニマルライツ関係
プロフィール
HN:
チャムまま
性別:
非公開
趣味:
動物 FFⅦ 犬服作り
自己紹介:
Chum(チャム)2005年11月18日出生。
3月29日、某ペットショップにて私と娘に出会い、N家に迎えられる。
ウチにはほかに猫のだんちゃん(1991生まれ)、ブルーボタンインコのインコ(2002年生まれ)、オカメインコのポポ(2003年生まれ)、ジャンガリアンハムスター、金魚2匹がいます♪
リンクはフリーではありません。
当方の了解なしにリンクはしないでください。
3月29日、某ペットショップにて私と娘に出会い、N家に迎えられる。
ウチにはほかに猫のだんちゃん(1991生まれ)、ブルーボタンインコのインコ(2002年生まれ)、オカメインコのポポ(2003年生まれ)、ジャンガリアンハムスター、金魚2匹がいます♪
リンクはフリーではありません。
当方の了解なしにリンクはしないでください。
最新記事
(04/29)
(01/22)
(01/22)
(09/18)
(09/15)
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター
フリーエリア